【悲報】不動産融資の退潮が鮮明に?
こんにちは!あひる不動産です。
今日は、昨日の日本経済新聞で、気になった記事をまとめつつ、今後どうしていくのがいいのか、考えていきたいと思います!!
アパート融資の退潮鮮明 昨年、新規16%減 スルガ銀問題で慎重に
- 2019/2/13付 日本経済新聞朝刊
記事の内容まとめ
・ 2018年の新規融資額は前年比で16%減の
2兆8348億円09年調査以来最大の減少率
・原因は、不動産投資市場において、不正が
発覚したため、銀行が融資審査を厳格化。
そのことによって融資が大幅に減少
・4割強の銀行が、不動産融資に対する審査
を厳しくしたと回答
貸さない銀行は悪いのか?
・晴れてるときに傘を差しだし、雨が降ると傘を奪うのは昔から
この言葉は、昔からよく言われている銀行に対する皮肉ですが、本当に貸してほしいときに銀行はお金を貸してくれず、事業が順調に行っていて、資金繰りに余裕があるときに、銀行はお金を貸したがる。だから銀行は信用したくない!
でも、 これって銀行を自分に置き換えてみたら、至極当然の行動だと思いませんか?
お金のない人に貸したら返ってくるかはわかりません。どうせ貸すなら、ちゃんと返してくれそうな人に貸したいです。銀行だって慈善事業でやってるわけではないので。
ましてや、貸すかどうかの判断材料を改ざんされていたとしたらどうでしょうか?そんな業界に対して、審査を厳しくするのは至極まっとうな判断だと思います。
・ここ2~3年がボーナスステージだっただけ
確かに、ここ2~3年(実際は5~6年)は、普通のサラリーマンが銀行からお金を借りて、億単位の投資ができていました。
5~6年前は、そのお金の出し手がスルガ銀行や一部の金融機関だけでした。スルガ銀行も普通に審査をして、多少他よりアグレッシブに貸していた。しかし、それを見ていた他の地銀が、スルガ銀行の融資を積極的に借換えしだしたのが、ここ2~3年。5~6年前にリスクを取って、スルガで投資を始めた投資家は、ここ2~3年で売却や借換で出口を迎えて投資家として、次のステージへと移行した。
競合に既存のマーケットを取られたスルガ銀行は、よりリスクを取らざるを得なくなり、シェアハウスやエビデンスの改ざんでしか貸せないような人たちにも融資をせざるを得なくなった。
という流れが、シェアハウス問題が発覚するまでの不動産投資市場の流れです。では、そのボーナスステージが終わりを迎えた今、それでも不動産に投資をしたい個人投資家はどうするべきでしょうか。
個人投資家の取るべき戦略
・小さく始める
これはよく言われていることですが、現金で買える小さな土地や、比較的借りやすい、区分マンション等から始めるというのがひとつ考えられます。
いきなり多額の融資を引っ張ろうとせずに、自分の取れるリスクの範囲内からスタートをして行こうということです。
・高い金利を払う
レバレッジをかけないと不動産投資のうまみは無い!という考えの方は、多少の金利は我慢して払えばいいと思います。
出始めの不動産会社がみんな、ノンバンクやスポンサーからの高い調達からスタートするのと同じです。いきなり1~2%で借りたいなどと思わずに、4~5%払ってでも儲かるような物件をさがして、リスクを取ればいいと思います。レバレッジをかけたいなら。
親族や友人から借りるのだって、あり得ると思います。ムシのいい話は通用しないと思って地道に資金調達を頑張りましょう。
・JREITや小口化案件等も検討する
個人に直接お金を貸せなくなった銀行も、どこかにお金を貸さないといけません。そうすると、より安定した借り手であり、多額の需要があるリートやファンドには、より多くの資金が流れることが予想できます。
そう考えると、大型物件の値崩れはそうそう無いと考えられるため、安定した投資先になると判断できます。低利回りだしレバレッジはかけられないとしても、不動産に触れるという意味では悪くない選択肢だと思います。
スタートをきらないことには、一生傍観者のままなので、まずは、マーケットに足を入れるとことから考えてもいいのではないでしょうか。
16%の新規融資が減ったとされている18年も、不動産業界向けの貸し出しは増えており、その割合も引き続き、増えているようです。
ートーセイ株式会社 18年11月期決算説明資料よりー
まとめ
すぎさった過去をひきずってもしょうがない!!
次のボーナスステージに狙いをさだめて、
みんなで頑張りましょう!!!!