アヒル不動産の業務日誌

あひる不動産の業務日誌

アラフォーサラリーマンの日常をつづります。

不動産投資・取得目線はとにかく伝えるVOL51

こんにちは!あひる不動産です。

 

先日見てきた物件に対して、取得目線を伝えてみましたが、あえなく撃沈しました。満額じゃないと売る気は無いとのことで・・・

 

さて、この目線を伝えるという行為が、物件取得の上で大事だと思っているので書いていきたいと思います!

 売主は高めに値付けする

物件の売出し価格を決める際、この金額じゃないと売らないという金額があれば、その金額より少し高めに値付けします。

 

理由は、指値をされるからです。

 

自分がこんな金額じゃ売れないんじゃないかという金額であっても、取りあえずその値段で出してみます。それで反響が全然ないなら、下げればいい訳で。最初から低い値段をつけると、そこから上げるという行為は、中々難しいので、予め売出価格は希望より高めに出します。

 

なので、買う側からしても、別に満額で買付を入れる必要は無い訳です。よほど、割安だ!とか、これは明らかに値付けが間違っているといった場合であれば、そこは満額で融資特約もつけずにというのが、セオリーだとは思いますが、そういう物件というのは、プロの世界で終わってしまい、一般投資家まで回ってこないのが通常です。

 

出回っている物件の中から、投資対象を見つける場合は、自分で折り合いのつく価格まで交渉するしかありません。

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買う客・買えるだと理解させることが大切

初めてコンタクトを取る仲介会社に対して、自分が何ものかも開示していない状態で、いきなり指値の希望価格を伝えると、恐らく、相手にされず、スルーされてしまいます。

 

それが長いこと売れずに、誰からも見向きもされないような物件であれば、それでも、仲介会社から丁寧な対応を受ける可能性はあると思いますが、そうでない場合は完全にスルーです。

 

不動産業界を知らない人は、よく勘違いをされるのですが、不動産業界では、買主の立場は以外と強くありません。買いたい人は沢山いるので、買える人(細かいことを言わず)が優先されます。

 

(もちろん、目を瞑って、黙って高値で買ってくれるような人であれば、とてもとても大事に扱ってもらえます笑)

 

社会的な地位が高い人であろうが、年収が高かろうが、本当に買うのかどうかわからない相手や、何か聞きかじった知識で、無茶な条件で探しています、というような相手に対しては、仲介会社は丁寧な対応をしてくれません。

 

メインの銀行があって、融資枠があるとか、ノンバンクでも良いから、必ず借りて買ってくれる、そういう人が、仲介会社が丁寧に扱ってくれる相手な訳です。

 

なので、初めてやりとりするような仲介会社の場合、自分から積極的に情報開示をして、自分が買える客だということを理解させ、こういう条件なら必ず買います・買えますという事を伝えていく必要があります。

 

それを飛ばして、いきなりキツイ指値を伝えても、軽くあしらわれたり、酷い会社は返信もせずに終わってしまいます。

 

買える客だと理解させた上で、目線を伝える

そういう訳で、不動産投資で物件を買おうとした場合、自分が幾らの物件を買えるのかを把握し、調達先とコミュニケーションを取り、売主側の仲介に対して、価格目線を伝える作業を繰り返すことが大事です。

 

自分の指値がきつすぎて、他の人に取られたとしても、次に似たような物件を優先的に紹介してもらえる可能性が出てくるからです。

 

あの物件をあの金額で検討したんだから、この物件も買えるよね?という感じです。

 

そこでブレてしまうと、仲介の信頼を得られないので、目線を伝えるときには、本当に自分が買ってもいいという目線を伝える必要があります。

 

不動産会社に問合せをすると、凄い営業電話がかかってくるんじゃないかと心配して、問い合わせもしないで終わらせてしまう人も多いのですが、それは間違った考えです。

 

問い合わせてはいけない相手は、新築1Rとかそういう先であって、1棟ものが欲しいのであれば、仲介会社には積極的にコンタクトをとり、自分の目線・属性を開示していく必要があります。

 

そうやって、たくさんの物件情報を精査して、タイミングが合って初めて買えるという訳です。簡単じゃないですよね。勇気もいりますしね。難しいですよね。。

 

かくいう私は、今日も何件か検討できそうな物件情報をもらったので、また週末見に行って、価格目線を伝えていきたいと思っています!

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!