アヒル不動産の業務日誌

あひる不動産の業務日誌

アラフォーサラリーマンの日常をつづります。

【悲報】黒船OYOのサービス展開は東京19区?もれた4区はどこ?

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ー画像OYOLIFEホームページよりー 

こんにちは!あひる不動産です。

 

昨日のブログに記載した、ソフトバンクビジョンファンドが出資するOYOライフの日本進出については、不動産業界を激変させる雰囲気を感じました。頭の中がOYOでいっぱいになってしまったので・・今日も、もう少しOYOについて書きますYO!!

 

およおよ うるさくてごめんYO!!

 

不動産会社からメールが届きました!

新聞リリースが発表されて間もない昨日、私の個人メール宛に不動産仲介会社からこんなメールが届きました。

 

【募集条件】

■借   主:ソフトバンク関連会社
物件エリア:東京都内19区(23区から足立区、江戸川区練馬区板橋区を除く)
■駅 距 離:駅から徒歩10分圏内
■構   造:RC造、鉄骨造、木造 
■築 年 数:竣工6か月前~築20年以内(構造・エリア等により個別判断となります)
■契約形態 :定期借家契約3年~5年
■保証会社 :借主負担にてCasaの事業用家賃保証に加入 最大24か月の家賃保証付
■契約条件 :
礼金1か月、敷金1か月可能、免責期間なし、借主にて物件管理、
民泊禁止等の特約条項可能、その他要相談

上記条件に当てはまらなくても、ご相談は可能ですのでぜひ応募をお願いします。
特にエリアについては緩和傾向にあるとのことです。(除外の区や川崎市武蔵野市など要相談)
竣工が6か月以上先の案件についても、検討可能かの判断はできます。

※現在、管理会社との契約済みの場合には解約が必要となります。
 すでに募集を開始している場合には、募集を取り下げていただく必要があります。

【応募の方法】
以下の資料を弊社へご送付ください。
・物件概要書(販売図面、物件所在地が分かるもの)
・建築図面、各部屋の間取り図面
・新築の場合はパースなどデザインがわかるもの
・新築の場合は工程表(竣工時期がわかるもの)
・設備表(共用部と各部屋の設備がわかるもの)
レントロール(新築プレミアムを乗せたもので大丈夫です。)
・最低希望家賃
・その他、契約に関して希望条件

 

いやぁ、すごいね。

こんな個人投資家の物件まで対象にして探してるのかぁ・・・・

黒船襲来、圧倒的スピードと規模で一気に来る感じだね!!

 

本当にびっくりしました。僕みたいな個人投資家保有する物件まで含めて、物件収集に動いているようです。

 

しかも、賃料も相場以上の賃料で借り上げますとのこと。まぁ、このあたりは、広く情報集めるための手段だとは思いますが、それでも相応に強い賃料で借りる意思は感じます。

 

面白いのは、東京19区ってなってるところですね・・・

足立・板橋・練馬・江戸川は、現時点で募集されていない模様です。

シェアハウスが建築された多くは足立区で、足立区オーナーでOYOが借りてくれる???と色めきたったオーナーもいたのでは・・・現実は厳しい。。

 

既に物件も集まっている!?

さて、OYOのサービス開始は3月上旬とのことですが、驚くことにかなりの物件が、既に集まっているようです。以下、公式ホームページに掲載されている物件マップです。実際の賃料まで記載されているので、ダミーではなさそうです。

www.google.com

実際に借りるエンドユーザーのイメージ 

彼らが提供するお部屋の借り手のイメージも画像で紹介されていました。

www.youtube.com

描かれている借り手イメージ
OYOを選ぶ理由
  • 旅をするように暮らす人
  • 敷金・礼金、仲介手数料もいらないため、飽きたらすぐに移れる
  • 手続きも契約書がいらなくてスマホで完了するため、住み替えやすい
  • 家具・家電付きで物件もオシャレ

 ちなみに、物件マップに掲載されている部屋の賃料をみると、不動産屋の感覚値で、通常に借りる家賃の1.7倍ぐらいの設定がされています。敷金・礼金、仲介手数料がない点、家具・家電がついている点を考慮しても、この家賃が受け入れられるのかは懐疑的です。

そもそも旅するように暮らす人ってどんな奴やねん。。

 

まとめ

OYO同様、ソフトバンクビジョンファンドが出資するシェアオフィス会社、WE-WORKも、賃料に関しては既存の相場観、無視です。全く新しい価値を提供する意識です。

 

WE-WORKの場合は、そこを拠点とする企業・起業家の、横のつながりを提供する点で、一定の価値を見出す人(法人)が多いのかと思いますが、住宅に通常の1.7倍の家賃を払う価値をどう提供するのかは、知りたいところです

 

実際のところは、HPで描かれているような、国内の借り手をイメージしているのではなく、中長期滞在の訪日客を対象にしている気がします。既に不足しているとされていて、賃料高騰気味のホテルを借りあげるより、飽和状態にある1Rマンション等を借りて、ホテルライクに提供するというのは、さすがの発想力です

 

OYO参入で、古かった不動産業界もいよいよ強制的に世界基準になっていくのか、中にいる人として、引き続き注目していきたいです。